後藤純男 略歴
- 1930年昭和5年千葉県東葛飾郡関宿町の真言宗住職の家に生まれる。
- 1946年昭和21年 16歳山本丘人に師事。
- 1947年昭和22年 17歳この年から5年間、埼玉県内の小・中学校で教職に就きながら創作を続ける。
- 1949年昭和24年 19歳山本丘人の紹介で田中青坪に師事。
- 1952年昭和27年 22歳再興第37回院展で「風景」が初入選。5年間の教員生活を終える。
- 1954年昭和29年 24歳日本美術院院友に推挙される。
- 1955年昭和30年 25歳この頃から1963年頃まで関西、四国の真言宗の寺を巡りスケッチ旅行をする。
- 1960年昭和35年 30歳この頃から1969年頃まで、北海道各地を取材。
- 1962年昭和37年 32歳再興第47回院展で「懸崖」が奨励賞・白寿賞・G賞受賞。このころ千葉県流山市に転居、現在に至る。
- 1965年昭和40年 35歳再興第50回院展で「寂韻」が日本美術院賞・大観賞受賞。日本美術院特待に推挙される。
- 1969年昭和44年 39歳再興第54回院展で「淙想」が日本美術院賞・大観賞受賞。
- 1974年昭和49年 44歳日本美術院同人に推挙される。
- 1976年昭和51年 46歳再興第61回院展で「仲秋」が文部大臣賞受賞。
- 1979年昭和54年 49歳現代日本絵画展代表団の一員として初めて中国を訪問。これを機に、毎年のように中国へスケッチ旅行に出かける。
- 1981年昭和56年 51歳ネスカフェゴールドブレンドCMに一年間起用される。
- 1986年昭和61年 56歳中国・西安美術学院名誉教授となる。
再興第71回院展で「江南水路の朝」が内閣総理大臣賞受賞。 - 1988年昭和63年 58歳高野山東京別院に襖絵「高野山の四季」を奉納。東京芸術大学・美術学部教授となる。
- 1993年平成5年 63歳奈良・長谷寺に襖絵「夏冬山水」を奉納。
- 1995年平成7年 65歳パリ・三越エトワールにて個展を開催。同帰国展を日本橋三越ほかで開催。
- 1997年平成9年 67歳東京芸術大学を退官。北海道上富良野町に「後藤純男美術館」を開設。
- 1999年平成11年 69歳東京都高幡不動尊金剛寺に襖絵「桂林山水朝陽夕粧」を奉納。
- 2000年平成12年 70歳埼玉県松伏町名誉町民となる。上富良野町社会貢献賞受賞。
- 2001年平成13年 71歳中国・西安美術学院研究棟内に「後藤純男工作室」が落成。
- 2002年平成14年 72歳北海道上富良野町に「後藤純男美術館新館」が落成。北海道立近代美術館にて個展を開催。
- 2005年平成17年 75歳中国・湖南省張家界へ取材旅行。年末から2006年にかけ、東京・日本橋三越本店を皮切りに「喜寿記念 後藤純男展」を開催。
- 2006年平成18年 76歳春の叙勲で「旭日小綬章」を受章。
- 2008年平成20年 78歳「小海町高原美術館開館10周年記念 後藤純男日本画展」を開催。
- 2012年平成24年 82歳「後藤純男美術館開館15周年記念 画業60年 後藤純男展」を横浜そごう美術館で開催。
- 2014年平成26年 84歳「日本画と書のしあわせな出会い後藤純男と日野原重明展」を日本橋三越本店で開催。
- 2016年平成28年 86歳東京藝術大学名誉教授となる。
第72回日本芸術院賞・恩賜賞を「大和の雪」が受賞。
上富良野町特別名誉町民、千葉県流山市名誉市民となる。
10月18日永眠。